

歯科で治療する病気は、虫歯と歯槽膿漏の大別されますが、これら以外にも口の中や顎には様々な病気が起こります。
例えば、
・口内炎が治らない
・親知らずが腫れる
・顎が痛くて開かない
などです。「口腔外科」とはあまり聞き慣れない言葉かもしれませんが、これらの病気を診断・治療する科です。 歯の痛み以外に口の中で何か異常を感じたら、いつでもご相談にいらして下さい。
親知らずとは、第3大臼歯(6才臼歯の2本後の歯)、中央の歯から数えて(抜いてある歯やもともと生えてこなかった歯を含め)8歯目の歯のことを言います。
「親知らず」と名前がついていますが、他の歯と比べ歯の構造上は何ら変わりありません。
ただ、一番後ろの場所に最後に生えてくるために、トラブルの原因となる場合があります。上下左右に4本ある場合から、1本もない場合まで様々です。
親知らずにも、他の歯と構造的には何ら変わりなくエナメル質や象牙質、そして歯髄(神経)があります。虫歯にもなる場合もあります。 場所的に奥に生えているため、そして生える方向が傾いている場合などには、十分に歯ブラシを当てることができず虫歯になってしまうことも多いのです。この虫歯が大きくなり、歯髄炎を起こすと強い痛みを起こします。
智歯とは親知らずのことです。親知らずは最後に一番奥に生えてくる歯であるがゆえに、顎の中で生えてくるためのスペースが不足している場合が多くみられ、様々な生え方をします。 下図中、左側の歯が、親知らずです。

Aは正常な生え方で、ブラッシングができていれば問題を起こすことは少ないです。
B、Cは歯の一部が歯肉の上に顔を出し、その他の部分が歯肉の下に埋まっている状態です。この場合、本来歯肉の上に生えてくるべきエナメル質の部分は、周りの骨や歯茎とくっついておらず、すき間が存在します。このすき間に細菌が侵入し、炎症を起こした場合を、智歯周囲炎といいます。炎症がひどい場合は、下顎の場合、口の中にピンポン玉を入れたと思うくらいに腫れたり、口が開けなくなったりする場合や、逆に腫れのために口を閉じれなくなる場合があります。
知らずが生えてこようとする時、手前の歯を押したり、膨らんだ歯肉が上(あるいは下)の歯とぶつかって痛みを起こすことがあります。
1本1本の親知らずの生え方や虫歯の状態によって判断します。
親知らずだからといって、抜かなければならないということはありません。きちんと生えてきた親知らずは、とくに抜く必要はありませんが、歯ブラシの届きにくい部分ですので、気になる点は当院へご相談下さい。
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